いとエコ絵本カーニバル「星空の下のお話会」

今夜は、「星空の下のお話会」でした♪  

今年のプログラムは、
*お母さんミュージシャングループ・「歌音」さんの 「ハンドベル演奏」
* 志岐有子さんの 「ストーリーテリング
* たけのこ文庫さんの 人形劇「三びきのやぎのがらがらどん」    でした!
(ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!)


個人的なことですが、
小学校時代の同級生親子に再会したり(!)、
ご近所さん家族とばったり会ったり(!)と
地元のイベントならではのおまけのお楽しみもありました。


ストーリーテリング(素話)」ってご存知ですか?
絵本や紙芝居などを用いず、
語り手のお話のみで物語を語っていく手法のことです。

最近では、
ビジネスの世界でも
事業などのプレゼンの際、
コンセプトや思いを伝えるために
自分の体験や身近な出来事などを物語を語るように取り入れて
より相手の心に響かせる手法として使われていると
ビジネス書などで紹介され、注目されています。

子ども達にとって、
絵本の「読み聞かせ」は学校の読書タイムや
おうちの方からの読み聞かせなどで触れる機会はあると思いますが、
ストーリーテリング」は、
あまり経験がないのではないかと思います。

子ども達は、
テレビやTVゲームはもちろん、
最近ではインターネットの普及で
様々な「受動的に触れるメディア」に日常的にさらされています。

お話する人の目を見て、話にじっと耳を傾けて、
想像を膨らませ、お話の世界にひたる・・・。
ときには、視覚に頼らず想像を巡らせる、
こんな経験を沢山重ねてあげたいものです。

子育て中の皆さんは、
お子さんをどんな人に育てたいですか?
そのランキングなどで上位にくるのが
「思いやりのある人」ではないかと思います。
人の気持ちを思いやるためには、
想像力が欠かせません。
共感する力が欠かせません。


小学校の新学習指導要領への改訂のポイントの中で、
コミュニケーション能力の育成や
言語活動の充実を図ることが挙げられています。
しかし、いくら幼稚園や保育園、小学校から初めて身につけさせようとスタートさせても
なかなか難しいこと・・・
それは、「話を聴く態度」です。
もう少し詳しく言うと、相手の目を見て、言っていることを聞こうと耳を傾ける態度のことです。
人の話にじっと耳を傾けて、相手の言っていることを自分なりに理解しようとする。
そんな経験は、生まれたばかりの赤ちゃんのときから既に始まっています。
そう考えると
日々の家族間の会話って、とっても大切なものに思えてきますね。

そのきっかけにしてもらいたい。
少しでも糸島の子ども達の成長のお手伝いがしたい。
そんな想いで毎年行っている、
いとエコ「絵本カーニバル」です。